「温泉がねぇ…」それが最初の印象。下田は温泉だらけだと思っていたがほとんどなかったのだ。ずっと我慢していたのに…。
まぁ、ないもんはしょうがないので、お土産を探して帰宅する事に。自転車を分解して、輪行袋に収納する。と言っても前輪外すだけだけど。と思っていると、ベルトがない!!輪行袋はショルダーバックのように持ち運ぶのだが、バックのベルトにあたる部分がなくなっていたのだ。たぶんどっかに落としたのかな…。仕方なくフレームの部分を持って、電車へ乗り込む。休日なので、家まではすいていて助かった。
いや~一泊(野宿だけど)の旅してはいろいろな事があった!なんか随分長い間旅をしていた気になった今回の旅でした。
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最後の上り坂を、息絶え絶えに上りきる。途中、休憩しながら。正直、こんな感じの道が最も辛い。風景的にはあまり変化もないので、ブログではうまく伝えられないが。下田の直前で、おじさんにみかんをもらった。路上で販売している方々がいて、それをちょっと眺めてると「兄ちゃん、これ食ってみな。美味いから。」と言って渡してくれたのだ。ん~甘い。
港が見えたとき、初めて下田に来た実感を味わった。
正直、下田まで行くつもりはなかった。いや、行けはしないだろうと思っていた。河津に着いたとき、もう帰ろうかと思っていた。今考えても体力はすでに限界だったと思う。暗くなれば、またあの危険な道を走らなければならない恐怖を、あのときの僕が一番感じていたとも思う。それでも、僕は進んだ。
途中、いい感じの岩を見つけた。なんかジブリ映画に出てきそう。下田まであと少し…。
伊豆高原からの長い坂を下ると、再び海岸沿いの道を走る事に。途中「バナナワニ園」なるものがあって、「バナナワニ」という種類のワニがいるのかと期待したが(笑)バナナ園とワニ園がくっついているだけだった。おまけに入園料が高かったので、今回はパス。
海岸沿いの道は、相変わらずキツイ。アップダウンが半端ないし、歩道がない。だんだん膝が軋んでいくのが分かる。ふぅ~。
伊豆高原を登りきった後は、もちろん長い長い下り坂が待っている。自転車のブレーキをうまく握ったり、離したりして僕は坂を下っていく。途中の道に、これまた綺麗に桜が咲いていた。春を一人感じていた。
伊豆を走っている途中に、日本一大きい自転車を見つける。
これ…どうなの?走りやすいのかなぁ?転んだら終わりな気がしないでもないけれど。