~未だモラトリアムな日々~

This is 21th Century March (21世紀の行進曲)

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この素晴らしき世界

2006年05月09日(Tue) 01:26:20

「どの曲が一番好きなの?」と聞かれることがよくあります。ミスチル以外なら、結構答えられる質問だけれど、ミスチルに関しては困ります。はっきり言えば、全部好きです。もちろん、お気に入りの曲はあるけれど、その時の気分で変わるものです。

とは言え。僕はアルバムの「It'a Wonderful World」に凄く惹かれます。全体的にどことなく悲しいイメージを纏ったアルバムな気がします。失恋…と言うか、恋人と付き合って、互いに無関心になり始めた、そんな時期の歌が多いです。

「ファスナー」とか「渇いたkiss」、「UFO」、「Bard Cage」なんかはモロそんな感じですね。桜井さんはこの時期そんな感情を持っていたんでしょうか?

ファスナーでは「欲望が苦し紛れに次のターゲットを探している。でもそれが君じゃない事」なんて言っちゃてるし、「UFO」も「奇妙な光」で互いの気持ちが離れていくのを誤魔化している、なんて感じも受けました。「Bard Cage」でも「話し合ったって何一つ、分かり合えないけど、終わりにするって答えだけは同じ」とか歌ってるし。

極めつけは「渇いたkiss」。
出だしの「ベッドに沈黙を連れて来る。もううんざりしているのは僕だって気付いている」とか「君が最後の答えを口にしてしまう前に」なんてかなり直接的な表現。

ここから僕の解釈ですが、
「誰かが禁断の実、摘み取り、再び次の果実が実る」→「この恋の終止符を摘み取られて、他の誰かへの想いが実っている」
「よくあるフォーマットの上、片方の踵で乗り上げてしまう」→「ありふれた恋人同士の別れの直前に迫っている」
みたいに捉えちゃいます。

それでも「渇いたkiss」で最後の答えを塞ぎたかったり「ある日君が眠りに着くとき、僕の事を思い出せばいい」だとか「全ての思いを断ち切ろうとするたび、纏わりつくような胸の痛み」なんて未練を残してしまう。そんな想いが伝わってくるような気がします。

続き

それでも、このアルバムのどことなく優しい雰囲気を支えているのが、ちりばめられているシングル曲(「君が好き」「youthful days」)とか「蘇生」「いつでも笑みを」だと思います。特に渇いたkissの後にyouthful daysはとても爽やかな印象。優しく相手を想う気持ちを歌っているんですが、その後、ファスナーでまた、どことなく悲しい雰囲気に戻ってしまう、そんな繰り返しです。

すごく人間臭い、アルバムです。単に恋愛の歌だとか、失恋の歌は世間に溢れてるけど、こんな複雑な気持ちを歌ったアルバムってかアーティストはいません。

互いに気持ちが離れていっているのを感じているんだけど、その恋を断ち切るだけの勇気もなくて。一緒にいるのはうんざりだけど、惰性で現状を続けている。その状況が嫌で、でも、愛おしい。そんな感じでしょうか。

いや、ほんと。なんかいいわ。
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